先月買った液タブを使い続けてなんとなく評価が固まってきたのでざっくり感想を書いてみた。機種はHUIONのGT-191です。
#Twilog
◆前提
◎液タブ(GT-191)のカタログスペック
本体：475×298×35mm
入力範囲：434.88×238.68mm(19.5インチ)
重さ：3.3kg
入力端子：DVI、HDMI、VGA
解像度：1920 x 1080(フルHD)
筆圧感知レベル：8192レベル
液晶形式：IPS
◎PCスペック
OS：Windows10 Home
プロセッサ：Intel(R)Core(TM)i7-6700K CPU @4.00GHz 4.00GHz
実装メモリ(RAM)：16.0GB
システムの種類：64ビットオペレーティングシステム、x64ベースプロセッサ
◎使用ソフト
CLIP STUDIO PAINT PRO
Adobe Photoshop Elements 11(ごくたまにフィルターかける程度)
◎使ってた板タブ(Bamboo Fun CTH-670/K)のカタログスペック
本体：351.75x9.8x209 mm
入力範囲：216.4x137mm
重さ：640 g
筆圧感知レベル:1024レベル
◎その他
フィルムはメディアカバーマーケットより販売のGT-191専用アンチグレア・ペーパーラ イク保護フィルムを使用
Wacom液タブは店頭で少し試し描きした程度なので比較できず
◆気づいた事
・ペン先の沈み込みはあるけど自分は気にならないレベル(1ミリくらい)個人の好みや筆圧の強弱によって印象が変わるかもしれない。スカスカ沈むのではなく固めのバネを押し込む感覚に近い。
・ペンの描き心地は硬筆の筆ペンに近いと思う。とても軽い。
・Wacomのようなテールスイッチはなく、代わりに充電ポートがある。
・ペン先は柔らかく削れるのが早め。購入した時点で予備8本(ペンスタンドの中にある)＋ギフト10本＋ペン装着分2本(ギフト扱いでもう一本ペンがついてくる)=20本ついてくるので当分は困らないと思う。
・電源アダプタは日本のものに対応しているので変換の必要なし。
・クリスタとエレメンツ11での使用は問題なし。ただしクリスタはドライバに加えソフトでも筆圧の設定をしないと筆圧感知してくれないので注意。
・初期状態だと青が強いor赤が弱いらしくモニターと色が大分違うが、液タブ本体の設定である程度なんとかなる。
・画面端でカーソルがややズレる。
・本体にショートカットキーはなし。
・付属品の保護フィルムは透明度がやや低い上ペンで描くとｷｭｯと音が鳴るのがダメだったのですぐ変えた。
◆いい点
・予想以上に大きく作業領域が広い。19.5インチが大きすぎず小さすぎない絶妙なサイズ感がいい。
・筆圧がなめらか。8192レベルを実感できる程筆圧を意識したことはあまりないが、前のに比べたら力加減での変化をつけやすい。この辺もドライバで調整可能
・ペンの充電持ちがいい。初めて使う前に一晩充電したきり一度もバッテリー切れを起こしてない。
・付属のスタンドによる角度調整が簡単。20°～80°までの範囲で自由に調整できるのも便利。
・ギフト扱いでついてくる品が多い(予備のペン、替え芯10本、グローブ、クリーニングクロス、ねじ止め用ドライバー)特にグローブがガラス面とのすべりがとても良く助かる。
◆気になった点
・色味が薄い。これは液タブ本体の設定ではどうにもならなかった。→色塗りは別モニターで確認必須。特に水彩塗りや厚塗りだと色ムラが分かりにくいので注意。
・配線が本体背面の下からなので邪魔になりやすい。コードが結構きつい角度に曲がるので心配になる。
・ペンの充電状況が分かりにくい。充電中に白く光るのが満タンになったら弱くなる？残量に至っては全く分からない。
・大きいために取り回しがきかない。一度設置した場所からは動かさない方がいい
◆総評
初めての液タブとしてはとてもいい製品だった。モニター確認なしでの色塗りは難しいものの、遅延は体感ではほとんどなく限りなくアナログに近い感覚で絵を描くことができる。何より手元で絵を確認＋モニターで全体を確認が同時にできるので、板タブ時代より絵を描くハードルが下がったように思う。大きめの液タブが欲しいけどWacomは高すぎる、趣味で描くのみであれば十分すぎる性能という感想。もし迷ってる方がいるなら参考になれば幸い。畳む
