リメンバーミーの挿入歌で一番好きなのは
後半でイメルダが歌った「悲しきジョローナ」。哀愁と情熱に満ちた曲調と歌詞、場面の演出も相まってリピートしてしまう
ジョローナは「泣く女」って意味だけどイメルダはこのジョローナに自分を重ねてるのかもしれない
この歌の元になった「la llorona」は「家族を捨てて去った男を恨んだ女が復讐に男との子を殺してしまうが、後悔に苛まれ自殺」という内容らしい。この「去った男」と「残された女」がまんまヘクターとイメルダとでダブる。「殺した子」はここでは音楽の事なんだろうなあ
イメルダはヘクターが家を出た後音楽もヘクターとの思い出も断って女手一つで家庭を守ってきて、死後も夫や音楽を頑なに嫌ってた。それだけ置いて行かれたショックも大きかったし残された後生きていくのも大変だったんだろうなあ。
でもミゲルを引き止める時とステージに出てしまった時、咄嗟に歌ったのがこの「悲しきジョローナ」。しかもヘクターの伴奏で一気に盛り上がるのは、生前共に暮らしていた頃に一緒に歌ったのがこの曲だったのかもしれない(オーケストラもデラクルスも合わせてたから作中世界でメジャーな曲なのもあるかもしれないけど)
夫と音楽への愛を忘れ去ろうとした事への後悔があって、遠ざけた音楽を高らかに歌い上げる事を通してヘクターや音楽へのわだかまりを吹っ切ったと思うととても胸打たれるものがある。歌が終わった後真っ先にヘクターに駆け寄って抱き合うママイメルダのシーンも好き…
妄想多いし既に公式で解答されてるかもしれないけど、映画を改めて見て聴いて思った。
他の方の考察も見たいし、スペイン語の歌詞があったら知りたい…訳する前と違いあるのかな畳む
#Twilog #ふせったーログ #リメンバー・ミー